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フェイスオフ

【ラクロス解説】 1.フェイスオフ

男子ラクロスの試合はフェイスオフから始まります。

アイスホッケーでも「フェイスオフ」と言いますね。

ちなみに女子ラクロスでは「ドロー」と言います。

 

フェイスオフではフィールドの中央のハーフライン上でクロスの裏と裏を向け合い、審判の笛とともにボールを奪い合います。

冒頭の写真のようなシーンですね。

フェイスオフは各クウォーター開始時と得点後に行われます(厳密には他にもあります)。

ラクロスはポゼッションのスポーツとも言われ、DFがOFがキープするボールを奪い返すのが難しいという特徴があります。

そのため、1試合20回前後あるフェイスオフで何回勝てるかが試合の行方を大きく左右します。

ラクロスの本場の北米や、近年では日本のトップチームでは、フェイオファー(FOGO)というフェイスオフに特化した選手もいます。

それだけ重要なポジションと認知されているんですね。

さて、そんなフェイスオファーに必要とされる主な能力は

・スピード

・技術

とされています。

笛が吹かれてからの反応速度と反応後にボールをコントロールする技術が非常に重要になってきます。

そのため、フェイスオファーはiPodなどの音楽プレイヤーに笛の音を録音し、それを聞きながら反応速度と技術を上げる自主練をします。

イヤホンしながら、地面に向かうラクロス選手を公園で見かけた際は、「フェイスオファーが自主練中だ」と思ってください(笑)

 

フェイスオファーについてつらつらと書きましたが、フェイスオフに勝つためにはウィングにいる選手の活躍も欠かせません。

ウィングとは、下図の赤線で囲ったラインライン。

ウィングの位置

 

このウィング上に2人ずつ選手が並びます。

こんな感じですね。

<参照元:http://www.greatlaxstate.com/2011/michigan-10-providence-11-ot>

このウィングには通常、チームの中で最もグランドボールに強い選手を配置します。

フェイスオファーが互角の時に、フェイスオフの勝敗を分けるのはウィングに配置された選手と言っても過言ではありません。

 

フェイスオファー同士での戦いはもちろんですが、ウィングでの戦いにも要注目です。